RSIの計算式、単独での勝率を理解してますか?

バックテスト関連



こんにちは!shinです!

基本的にこのブログは昔の自分に言いたいことや、
今の自分にも言いたいことを書いていけたらなと思って書いています。
友達にも説明代わりに読んでもらったりもしています。

僕はコンサルから入ったのですが、
半年ぐらいはRSIの式も知らずにいました。


そして、なんと勝ってました(笑)  
       


でも長続きはしませんよね…

そのあとは加速度的にお金を減らして、
これはダメだと思って一旦出金して落ち着かせました。



あの時の自分に届けぇぇ!

 

RSIの計算式、70-30の勝率


RSI=A÷(A+B)×100
A:n日間の値上がり幅の平均
B:n日間の値下がり幅の平均
※nは通常14を使う。



上記がRSIの計算式です。
これも一度エクセル等で自分で数値を打ち込んでみることで、
理解が深まると思うのでやってみてください。

簡単に言うと期間中の陽線、陰線の割合を示していて
計算式さえ分かっていればチャートを見ればだいたいは分かります。


それでよく言うのが70を超えたら買われすぎ。


確かに買われすぎなんでしょうけど、
こんな単純な式で見極められるのかって話ですね。

では検証してみます。

期間約5年間 期待値は5000円エントリーの場合

通貨:USD/JPY
条件:5分足RSIが70を超えるor30以下になった次足でその足判定での逆張りエントリー
勝率:54.76%



…思いのほか勝率出るんですよね(笑)

ちなみに80-20の場合は以下の通り。

勝率:58.56%


…ハイローの損益分岐勝率は53.19%。


…あれ?

…これだけで勝てるんじゃね?


…え?


勝てるんじゃね?
























…そんなんで勝ち越せたら9割の人が負ける訳ないですよね。


スプレッドというものがあるんです。



通貨によって違うし、
数値を公表していないので厳密にいくつっていうのは言えないんですが、
5~8ぐらいのスプレッドが出ます。


分からない方のために解説しますが、
ハイロースプレッドではない通常の15分取引で
同じ時間判定のエントリーに
大人数もしくは多額のBETがあった場合、

エントリーする側に不利な方向にスプレッドが加算されます。





画像で見た方が早いのでどうぞ。



下矢印埋まってるー!!(笑)




これですね、たかが1とか2の差ぐらい大丈夫じゃない?

とか思ってしまうかもしれませんが…

 RSI80-20 

スプレッド1の場合
勝率57.46%


スプレッド3の場合
勝率55.69%


スプレッド5の場合
勝率54.08%


スプレッド8の場合
勝率50.18%


以上のような結果になります。

現状USD/JPYのスプレッドは5までしか確認しておりませんし、
スプレッド1なら全然勝てるじゃん♪ 



って思うかもしれませんが、RSIが80になった時は


ほぼ100%スプレッドが出ます。

しかもおそらく3以上。



まぁ、裏を返せばそのタイミングを狙っている人はたくさんいるということです。
ただ、この勝率はあくまで条件が整った時に全てのタイミングでエントリーした場合の勝率です。


でも、あーだこーだ書きましたが、
意外にもRSIの数値は優位性を見出せるということですね。

また、手法として確立したいなら
最大連敗数や直近1ヶ月、1週間の勝率をバックテスト取ったり、
RSIの弱点を知ったうえで取引するべきです。



RSIの弱点


さきほどの検証では意外とRSIは使えるものの
スプレッドに注意っていうことだったのですが、


それ以外にも注意しなければならない

弱点があります。




まず計算式を考えて頂きたいのですが、
期間14だとロウソク足14本分の上昇、下落幅の平均の割合を見ています。

ということは下の図のように
14本中12本の値動きが陰線と陽線が交互に1pipsだった後に、
直近2本が10pips動いたとしたら


RSI=A÷(A+B)×100
A:n日間の値上がり幅の平均
B:n日間の値下がり幅の平均
※nは通常14を使う。



上昇幅=1pips陽線×6+10pips陽線2本=26pips

下落幅=1pips陰線×6=6pips

全体の値動き幅=26+6=32pips

A:14日間の値上がり幅の平均=26÷32=0.8125
B:14日間の値下がり幅の平均=6÷32=0.1875


 0.8125÷(0.8125+0.1875)×100=81.25


ということで、RSIは81.25%と表示されます。


なんとなく分かっていただけるかと思うのですが、

値動きのないレンジから急騰した場合、
あっという間に80を超えるということです。


そして、上の図のような条件でもバックテストを取ってみました。

期間約5年

条件:12本の平均×10を直近2本とも超えた次の足でその足判定でエントリー。




勝率:59.09%?!





…え~、すいません。

初めて取ってみましたが、勝率上がっちゃいました(笑)
エントリー回数が少ないのでなんとも言えないですけどね。

ただ、スプレッドを5にしても勝率は全く変わらなかったので、
値幅を持って勝ててるっていうことなんで、悪くないのかもしれません(笑)


すいません、本当は
レンジから抜け出た1発目は簡単に80とかいくので危険ですよ
ってことを伝えたかったのですが、
思いもよらぬ結果となりました。



これは奇しくも
やっぱり実際にバックテストを取ってみるっていうことの大事さが分かりましたね。


今回はこれで終わりますが、
実際にレンジ抜けの時は危険ですので注意してください。

まとめ

思いのほかRSIの勝率はあるが、
スプレッドとレンジ抜けのタイミングには注意しましょう。
ただ、色々な条件次第ではRSIを使った手法もありかなと思います。

次回は絶対に知っとかないといけない
ダウ理論について触れたいと思いますので、よろしくお願いします。

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