こんにちは!shinです!
前回までの記事でようやく勝率が56%台となり、矢印の出ているところもそれなりの場所になったと思います。
ただ、現在の条件は1分足でそれなりのトレンド(RSI70-30超え)の時に大陽線or大陰線でエントリーという条件でした。
しかし、前回の最後に確認した負けが多いポイントは画像の通りです。

黄色枠の中の矢印はなんなら全てエントリーしなくても良いかなってところで矢印が出ていますね。
なので、この矢印を消しつつ勝率が上がる制御を考えていきましょう。
そこで考える必要があるのが、現在の条件で何を見ていないか。
例えばボラティリティは見ていなかったり、上位足を見ていなかったり、ローソク足は1本しか見ていなかったり…
そして、次に考えるのが何を削りたいのかをもっと言語化することです。
黄色枠の状況はレンジブレイクをしたトレンドの始まりに逆張りをして、全部負けを拾ってしまっています。
それならばもう少し深いところで矢印を出した方が良いのではないか…。
でも、じゃあ深いところってなんだ…?
RSIの基準を80-20にすれば良いのだろうか…。
それだと確かに70-30よりは深いところで出るものの、画像の黄色枠の部分を削れる制御とは思えない。
それならばということで、5分足でもRSI70-30で制御してみてはどうだろうか…。
1分足だけより確実に深いところで狙えるはず…。

とりあえず画像内の矢印は全部消えました。
そして、気になる回数と勝率は…
エントリー回数は10556回(0.66倍)
勝率は57.26%(0.7%増)
ついに勝率が57%を超えました。
エントリー回数も3分の2なら許容範囲内ではないでしょうか。
ただ、思ったより勝率が上がらなかったのと、回数もそこまで減りませんでした。
これはそもそも1分足でRSIが70以上という条件が、一定数は5分足でもRSI70を超えているからこそ、勝率と回数にそこまで影響が無かったのかなと思います。

そして、当初から狙っていたポイントも矢印が消えてしまいました。
ただ、ここに関しては最初に適当に選んだポイントなので、勝率が上がったうえで矢印が消えているならこだわる必要も無いのかなと思います。
どうしてもここに矢印を出しつつ、勝率を上げたいという方はまた工夫が必要ですが、自分で信頼出来る手法を持っていないのであれば、まずはある程度の回数とある程度以上の勝率のポイントを探すことが先決だと思います。
しかしながら、勝率が57%ぐらいになってくるとけっこう良いポイントで矢印が出ていたりします。



これだけ見るとかなり良いシグナルのように見えますよね。
でも、これが詐欺系YouTuberや詐欺系アカウントのエントリーポイントの載せ方だったりします。
これぐらい単純な条件でも勝率57%ぐらいのものは出来るし、切り取り方次第でいくらでも良いものに見せられます。
その上で…
うちのプログラマー優秀過ぎw
AIまで使い始めたw
10戦8勝:勝率80%!!
爆益ー!!
簡単すぎて草w
グループLINEでも勝ち報告やばいw
2日で70万って凍結上等過ぎでしょw
って言っとけば100人中3人ぐらい引っ掛かります。
で、そんな爆益シグナルに従ってみたら…

こういうところで爆死して終わりです。
ちなみにですが、
勝率57%のシグナルにスプレッドが5point出ると想定したら損益分岐勝率を下回ります。
判定時間にもよりますが、
5分判定なら4~8%程度
10分判定なら3~7%程度
15分判定なら2~6%程度
このぐらい勝率が変わってきます。
今回検証中の条件の場合は10分判定で勝率が57.26%⇒53.85%まで落ちます。
要は勝率が57%程度のシグナルの場合は、良いところでは出るものの全部従うにはまだまだ改良が必要で、どんな時に弱いかをしっかりと見極めて使わなければいけないということですね。
だから、勝率はもちろんですがスプレッドの影響、最大連敗数や最大ドローダウンについて何も教えてくれなかったり、注意喚起をしてくれない人は距離を置いた方が良いと思います。
まぁ、それすらも嘘もつけるので、そんな人はより悪質なのですが…
だからこそ、僕は過去のポイントを見れるようなシグナルにしましたし、どの期間でも勝率を調べられる仕様にしました。
ただ、初心者の方にはそういう部分の重要性はあまり伝わらないのが残念です…。
まぁ、なんにせよそういったことを理解しつつロジックも知っていれば、相場としてのある程度の偏りは捉えているし十分役に立たせることも可能だと思います。
もちろんその中でもっとこうしたら、連敗を減らせるんじゃないかというのは出てくると思います。
それをまたバックテストを取ってみて…というのを繰り返せば気付けば勝てるようになっていたという風になるのではないかなと思います。
ここまで5回に渡って手法の作り方について書いてきましたが、この連載は一旦ここまでとします。
誰かの何かに役に立ってれば嬉しいです。
そして、次の記事で改めてご報告しようと思っていることがあります。
ライブでは少しお話したのですが、僕自身のこれからについてです。
あ、バイナリー辞めないのでご心配なく(^^)
それではまた次回で!
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